歴代アニメベスト10
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番外【68点】今日のあすかショー
あすかのキャラ魅力だけのコメディー作品。
主人公の天然さや純粋さが微笑ましく、独自の味わい深さがある。
エロい視点での作画も良く、ショートアニメとして優秀。
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10位【79点】灰と幻想のグリムガル
難易度ハードなゲーム的世界。
初めてのゴブリン狩りは、残酷さが強調され一気に引き込まれる。
衣食住などの生活の大変さに地道に向き合う展開も良い。
水彩画のような作画が印象的で、どこを切り取っても絵になる。
最終話では、主人公がボスに運良く勝てて終わったが、
もっと自己犠牲とは違う《仲間との絆》を描いて欲しかった。
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9位【80点】ピンポン THE ANIMATION
《いくら才能があっても磨かなければ光らない》
《いくら努力をしても適正が無ければ消えていく》
挫折や嫉妬という負の感情に正面から向き合った作品で、
ドラゴン、アクマ、チャイナという脇役が非常に魅力的。
ヒーロー云々は刺さらなかったが、
スポーツの光と影(星と月)を描ききった怪作だろう。
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8位【81点】【推しの子】
殺人事件の犯人捜しが本筋の芸能界もの。
運営視点や大衆の反応など、現代的で新鮮。
キャラデザが良く、ヒロイン全員が魅力的。
漫画原作のアニメ化としては最高品質で、
退屈なシーンがほぼ無く、EDへの引きも頑張っている。
ルビーの掘り下げが足りないのと、
シナリオに回りくどさがあるのが減点要素だろうか。
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7位【82点】平穏世代の韋駄天達
神と悪魔の抗争。
"人間"に対する扱いが一貫して悪く、王道展開の逆を征く。
とにかく頭脳戦を重視したバトル展開が抜群に楽しい作品。
人は選ぶだろうが、早く続きが観たくなる純粋な面白さがあった。
中途半端なぶつ切りエンドではあるが、
漫画ではちゃんとアニメの続きが連載されている。
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6位【83点】けものフレンズ(1期)
現実にはない《やさしい世界》
みんなで遊園地を楽しむような作品。
不穏な謎が散りばめられており、IQの上げ下げが良く出来ている。
シュールで明るいギャグを含め、ニコ動での親和性が非常に高かった。
低予算が伺える3Dモデルだが、
容姿の良し悪しの差が少なく、独自の柔らかい作風に出来ている。
作り手の熱意があっただけに、続編が失われたことは残念でならない。
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5位【84点】無職転生(1期)
《欠点のある人間が苦しみつつも報われていく》
パウロ回が感動的で、作品の良さが発揮されていた。
よく「気持ち悪い」と言われるが、それこそが人間なのではと思う。
ただ売上を考えれば、もっと工夫すべき余地はあったかもしれない。
作画や演出、音楽面のレベルが高く、戦闘シーンは圧巻の出来。
最後まで続けることで意味を持つと思うので、なんとか続いて欲しい。
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4位【87点】ぼっち・ざ・ろっく
5年に1本クラスの傑作。
また、音楽アニメとしての楽曲も広く支持されている。
特にボーカルの長谷川育美さんは非常に上手く、
[荒々しい声/弱々しい声/JKっぽい声/大人びた声]など、
声優ゆえの多彩な表現力を生かした歌い方まで出来ている。
アニメ劇中歌の歴史を考えると、これは結構凄い功績かもしれない。
いろいろ時間は掛かると思うが、2期発表を期待したい。
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3位【88点】魔法少女まどか☆マギカ
《まどかの普遍的な愛情》VS《ほむらの個人的な愛情》
それらを描いて対立させたシナリオの練り込みが圧倒的。
叛逆の映画では、起承転結ではなく起承転転で衝撃的だった。
魔女空間の美術センスは今後もずっと評価されるだろう。
果たして我がままな物語がどう決着するのか。新作が待たれる。
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2位【90点】SHIROBAKO(TV版)
アニメ制作のお仕事ドラマ。
様々な部署のクオリティーにこだわる姿が印象に残る。
何がどう変わったかが解る映像がちゃんとあり、
素晴らしい説得力が生まれている。
また、内面を連動させた脚本も毎話優秀で、
アフレコ現場で主人公が涙を流すシーンは非常に感動的。
《みんなと協力して良いものを作りたい》という情熱は、
きっと普段アニメを観ない層にも伝わるだろう。
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1位【94点】true tears
《選択をして前に進む意思の形》を様々な視点で描いた青春群像劇。
タイプが異なる2人のヒロインの魅力が遺憾なく発揮されている。
登場人物の内面は、短い言葉や表情や暗喩で示され、
想像の余地を残した"余白"が観る側の没入感を高めてくれる。
最終話で主題歌が流れ続けるラストシーンは本当に凄くて、
とても切なく、だけど気高く歩みだそうとする最高に美しい絵に思えた。
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